高きびとは?お肉代わりに使えて栄養満点!効能や炊き方を紹介!
みなさんは高きびってご存知でしょうか?
高きびは、「たかきび」と読みます。
高きびは、小麦や米、トウモロコシ、大豆に続く世界五大穀物の一つです。
最近テレビでも紹介されたりと、話題のスーパーフードなんですよ。
アフリカが原産で、日本では別名「モロコシ」とも呼ばれ、実は昔から粉にして餅や団子を作り食べられてきました。
現代人には牛などの餌としての方が有名かも知れませんが、近年その栄養価の高さや健康食ブームなどからも、じわじわと注目を浴びているのです。
そこで今回は、お肉の代わりにも使えるという栄養満点の高きびについて、効能や炊き方をご紹介させていただきます。
高きびとは?お肉代わりに使えて栄養満点!
高きびは穀物なのですが、なんと!見た目や食感がひき肉にそっくりなのです。
「そんなこといっても、実際食べてみたら、なんとなく我慢しているような感じがするのでは?」なんて疑われる方も多いのではないでしょうか。
ところがハンバーグになんてしようものなら、黙っていたら気づかれない可能性の方が高いかもしれません。
それくらいそっくりなのです。
また特筆すべきは、その栄養!食物繊維は白米の20倍、鉄分は白米の10倍も含まれています。
その他にも必須アミノ酸(タンパク質)、ビタミンB群、ビタミンE、その他マグネシウム・カルシウム・マンガン・カリウム・リン・ナイアシンといったミネラルも豊富です。
タンパク質で言うなら確かに本物のお肉の方が多く摂れるのですが、お肉には脂肪分も多く含まれます。
動物性の脂肪は、人間の体温では溶けにくく燃焼されにくいため、さまざまな病気を招く原因にもなりかねません。
しかし高きびなら穀物ですので、脂肪について心配される必要はなく、カロリーもお肉と比べ5分の1!
ダイエット中だからと脂っこいお肉を控えている方は、高きびを使えば満足感が得られそうですよ!
高きびの効能がすごい?
次に高きびのうれしい効能をご紹介しましょう。
高きびにはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールの抗酸化成分は、ブルーベリーなどで最近は随分有名になりました。
体が錆びる、すなわち老化するのを防いでくれるため、アンチエイジングに効果ありです。
他にもビタミンB群は、脂質や糖質の代謝を助けてくれるので、コレステロールの排出や血糖値の低下に力を貸してくれ、ダイエット中の方には強い味方です。
マグネシウムとカルシウムは骨粗しょう症予防に、その他のミネラルは、高血圧予防・むくみ防止・胃腸機能正常化・アレルギー症状の緩和など、本当に現代人にはうれしい効能満載なのです。
栄養というと、一日に30品目摂るのが理想と言われていますね。
しかし忙しい現代人は、知らず知らずのうちに栄養が偏り、バランスが崩れがちです。
特に簡単に摂れる栄養は摂りすぎるのに、一つの食品に微量しか含まれない栄養ほど、足りなくなってしまうものです。
高きびのようにいろんな栄養が含まれる食品を、食事のメニューの中に取り入れることで、栄養のバランス高めることは大切なことなのです。
高きびの炊き方は簡単?
「でも高きびなんて、食べたことがないし、面倒くさいのでは?」なんて声が聞こえてきそうですが、これが意外なほど簡単なんです。
高きび1カップでご紹介しますと、
- まず水で軽く洗います。
- 1カップ半の水に塩小さじ1/4を入れてお鍋で湯がきます。沸騰したら、蓋をしたまま弱火で約30分程度(水分がなくなる)炊きます。
- 火を止めて10~15分蒸らします。
これだけです。
この状態から、もちろんそのまま召し上がっていただけますし、色んなお料理に使うことができます。
ひき肉のように、味付けしてそぼろにもできますし、つなぎを工夫してハンバーグ、キーマカレーなど、お肉代わりのお料理に挑戦するのも楽しいですよ。
クックパッドにも、高きびメニューがたくさん紹介されていますよ!
色々なヘルシーレシピを作って、食べ比べも楽しそうですね!
本日のまとめ
ベジタリアンの方には、随分前から有名なこの高きび、先進国の肥満問題や発展途上国の飢餓問題、どちらにも有効な食べ物として注目されているそうです。
栄養バランスを気にされる方、カロリーを気にされる方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
ただし高きびは穀物ですので、重篤な糖尿病の方など、徹底した糖質管理が必要な方は、お医者様にご相談の上、召し上がるようにしてくださいね。